この人形は、『ベルサイユのばら』のオスカルをモデルに作ったわけでは全然ありません。
肩幅が広く、緑色の目をした、普通の男の子人形でした(2000年作)。
顔やヘアスタイルが派手なので、似合いそうな衣装が思いつかず、服も着せずに放置。
ある時、オスカルの絵を目にしまして、華麗な軍服姿もいいなと思ったのです。
身長82cm 髪/ベージュ 目/緑 まつ毛/茶 唇/オレンジ 肌/アイボリー。
青いジャケット(別珍/飾りはラメレース) 白い半ズボン(化繊ベロア)。
白ブラウス(絹100%) 白い革のブーツ 白手袋(化繊) 白ソックス。
白マント(ベロアにレースの裏)。
飾り帯(化繊?) 茶革のサーベルベルト 細身剣(紙と粘土/鞘は紙と合皮)。
服作りの参考にしたのは『ベルサイユのばら 外伝(池田理代子)』のほか、『世界の軍服(崔海源)』や宝塚写真集などです。
絵や写真でわからない部分は自己流でアレンジ。大切なのは想像力ですよ~。
宝塚の舞台衣裳は、史実よりもヴィジュアル面を重視していて、大いに役立ちました。
レースびらびらのマントは、そこからの着想です。
宝塚劇場の近くには、『変身写真館』というのがあって、オスカルやマリー・アントワネット、スカーレットなど色々な衣裳を着けて記念撮影ができるとか。
昨今コスプレが流行しています。人形作りは小さなコスプレかもしれませんね。