天草四郎といえば、殉教の美少年。
おまけに某忍法帖やゲームの影響か、『妖艶』『悪魔的』というイメージさえ定着しています。
でも島原の乱って、宗教闘争というよりも農民一揆のようなものでしょ。
その首領としても、しょせん田舎武士の小せがれ。ホッペの赤い純朴な子だったんじゃないの?
・・・なあんて、あなどっていた無知な私ですが、事典などで調べてみたら、なんだか大変な傑物でした。
16歳にしてあのカリスマ性が凄い。
妖術や魔法まがいのパフォーマンスで人々を魅了し、医学の心得もあり多数の病人を治したとか。
強い意志と明晰な頭脳を備えた人だったのです。
身長48cm 髪/茶 目/紫 唇/オレンジ 肌/ピンク系。
ピンクと水色の着物・ベージュの半襦袢・紺色のパンツ(いずれも木綿)。
紫のマント(合繊)・水色の帯(ベルベットリボン)・紺色の靴(スエード)。
ロザリオ(ビーズと銀メッキのクロス)・細身剣(紙と粘土・鞘は革)。
頸・腕・脚には針金が入っています。座らせることもできます。
剣は弱い紙製で、ちょっと手荒に扱うと折れそうです。
白いひだ襟(ラフ)をつけると、いかにも南蛮って印象ですね。あまり似合わないような気もするけど。
ハーレムパンツのようなものは、『かるさん』という、袴の一種です。
この人形は百科事典の挿画(服装の歴史の南蛮風俗)にヒントを得たものです。
天草四郎が直接のモティーフとなったわけではありませんが、天草四郎として売り出したほうが得策だということで・・・。