ぬいぐるみや布人形にはふわふわ柔らかいといったイメージがありますよね。
私はわたをしっかり詰めた硬い人形を作ってきました。
今回は趣向を変えて、シンプルで柔軟な胴体と手足を持つ人形にトライしました。
ボディと手足にアルミの針金を入れ、肘膝の関節はありません。
脚はスチールの針金で腰に留めています。
頸には自作ジョイント(ボール紙+針金)をはめ込み、前方90度くらい回ります。
もう少し回ったほうがいいのですが、無理に回すと穴がぶち切れて全回転し、エクソシストごっこができるでしょう。
腕は市販のプラスティックジョイントでつなぎました。
茶髪の子が試作第1号で、手足が細長く痩せすぎでした。
改良作が金髪の子。全体にたくましく、座高は同じで脚を2cm短くしました。
金髪は割合しっかりと立ちますが、茶髪はもたれかかってどうにか立ってます。
身長51cm 茶色のレーヨンヘアと紺色の目。
黒いハイネックのシャツ、コーデュロイのパンツ、ソックス、革靴、ベルト。
身長49cm 緑の目。
アイロンを軽く当てたワッフルヘアで、時間が経つとウェーブが弱くなります。
木綿のシャツ、ウール混パンツ、ソックス、革の紐靴、ベルト。
シャツはrenomaのハンカチをリフォーム。
柔軟な構造なので、ねじったり反らせたり、ある程度ポーズをつけることができます。
ただし固定しにくいので、自在な姿勢は無理です。
指を組むと、ポーズを固定しやすくなります。
これらを作ったのは、2005年初夏です。
あとになって知ったのですが、我が国には以前から『ポーズ人形』というものがありました。
フランス人形の一種で、様々な形のポーズが定まっているものを指すようです。